更新日 06/03、06/17
今年3月に福岡市の個人情報保護条例が変わり、市が自衛隊への名簿提供の根拠としていた第10条2項6号がなくなりました。ならば名簿提供はできなくなったはずです。市は6月5日を除外申請の期限としており、その後すぐ名簿を自衛隊に提供すると思われるので、急遽申し入れをすることにしました。
今日6月2日「福岡市に今年度の自衛隊への名簿提供の取りやめ」を申し入れました。
9人が参加し、福岡市は市長室秘書課の長と課員が対応しました。森あやこ市議会議員司会のもと、申し入れが始まりました。
冒頭 申し入れ団体の自衛隊名簿提供訴訟団事務局の脇が、用意した添付の福岡市長宛ての申し入れ文「今年度の自衛隊への名簿提供の取りやめを申し入れる」を読み上げ、個人情報保護法の改定により、福岡市個人情報保護条例が大幅に改定され、福岡市の自衛隊への名簿提供の法的根拠とされてきた名簿提供方の諮問・答申を法的に根拠付けてきた福岡市個人情報保護条例第10条2項6号が見当たらなくなった。法的根拠がない名簿提供は違法となるので提供しないよう求めると強調しました。
そして、名簿提供について国の個人保護委員会に問い合わせしたのかなど質問し、福岡市に2項目の追加文にまとめ福岡市に届けました。
参加者のことば
Aさん
申し入れ書文中3.「市は、自衛隊の本来任務を説明していないに関連して」に関連して強調しました。「ファルージアでこどもやお年寄りなどなど多数の住民を大量虐殺した武装米兵を運んだのが自衛隊機だった。名古屋の裁判所での自衛隊イラク派兵違憲訴訟で明らかになった。福岡市は米軍の住民虐殺に加担した自衛隊の隊員募集のために個人情報を提供した」
Bさん
「大切な個人情報を提供している。福岡市は本来の職務を果たしてほしい。住民の安全、安心、福祉のための仕事を」
Cさん
「国がさかんに戦争の危機を煽っている中で、市は個人情報を送っている。本人の同意がないことが一番の問題だ」
Dさん
「個人情報を出すことに納得できない。なぜ自衛隊だけなのか。市民は渡していることを知らない。騙しではないか」
Eさん
「職員個人として、市が自衛隊に個人情報を渡すことをどう考えているのか?」
・・市
・・「個人としての意見は言えない」
◆市長申し入れ文
◆市長申し入れ文追加 06/17
★裁判関連のスケジュール
6月8日(木)11:00~13:00 名簿裁判学習会。市議会棟7階集合
6月30日(金)13:00 裁判所前で門前集会
14:00 名簿裁判控訴審第1回口頭弁論期日 高裁1015号法廷
自衛隊名簿提供訴訟団
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